EV充電は雨の日でも安全なの?
- コラム
6月も終わり本格的に夏が始まります。
西日本は梅雨明けが異例の早さとなりましたが、これからは夕立や台風のシーズンがやってきます。
屋根のない駐車場では雨の際は濡れながら充電するなんてことも多々ありますよね…
そこで皆さん、こう思ったことはありませんか? 「EV充電って、雨の中充電しても安全なの?」
今日のコラムではこの疑問についてお答えしたいと思います。
結論、「安全です!」
現代のEV充電器およびEV車両は雨の中での使用を前提に設計されており、安全性がしっかりと確保されています。
それでは具体的にどのような安全対策がなされているか、ご紹介いたします。
■防水設計
私たちが普段扱っているEV充電器には、IP規格と呼ばれる「筐体内の機械・器具などの対象に対し、人体の接近保護、塵などの外来固形物や液体の侵入保護を等級化した記号」が示されています。(むずかしい…)
つまり、高い防水・防塵性能が備わっており、雨水が内部に侵入しにくい構造になっているため、雨天時の屋外でも問題なく利用できるというわけです。
■漏電・感電防止
基本的に充電器は車両と接続してから通電を開始するので、多少の雨で感電することはありません。終了時も同様に電源が切れてからプラグを抜くため感電するリスクはほとんどないです。
またEV充電器には「漏電遮断器」と呼ばれる、漏電を検知した瞬間に電気の流れを止める役割の機器が組み込まれているため、万が一の場合でも電流がストップします。
このように、安全に充電できるように設計されているため、雨の日でも安心してお使いいただけます。
ただし、いくら安全な設計がされているからと言ってびしょびしょに濡れていいというわけではありません。
雨の日の充電で気を付けるべきポイントはいくつかあります。
☔雨の日の充電で気を付けるべきポイント☔
▪充電口やコネクタをできる限り濡らさない
コネクタの接続部は防水仕様であることが多いですが、濡れてしまった場合は乾いた布で優しく拭き取ってから接続しましょう。
もしくはポートカバーを付けるなどの対策もお手軽にできていいですよね♪
▪濡れた手でプラグを扱わない
感電や漏電のリスクはゼロではありません。心配な場合はゴム手袋などを着用することも有効な手段となります。
▪充電ケーブルを地面に置かない
地面に置いてしまうと雨やほこりの影響により接続部分の劣化につながることがあります。
▪大雨、暴風、落雷時には充電しない
大雨、暴風、落雷などが予想される場合は、充電を避けましょう。特に落雷は重大な危険をもたらす可能性があるため、雷が鳴っている間は車両や充電ケーブルから離れてください
〇まとめ
雨の日の充電も安全に行うことができます。ただし、適切な注意を払うことが重要です。 ガソリン車の給油でも、「火気を持って近づかない」、「給油前は静電気防止パネルにタッチする」など、私たちは注意を払って給油しています。
EVも同じで、気を付けるべきポイントを抑えつつ、安全に充電することが大切です。
〇おまけ
EV充電器の導入には国や自治体からの補助金を受けることが可能です。
充電器をカバーする屋根にも補助金が適用される場合があるので、「屋外駐車場に充電器を設置したいけど雨が心配…」という方はぜひ一度南海電設へご相談ください!
お客様にとって適切な設置方法をご提案いたします。
【補助金情報】次世代自動車振興センター(NeV)ホームページ